変形性股関節症について

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変形性股関節症について

正常の股関節は、大腿骨頭が寛骨臼(大腿骨頭の受け皿全体)の中に収まっています。先天性股関節亜脱臼や臼蓋(寛骨臼が大腿骨頭の受け皿に対して臼蓋は屋根に相当)が、形成不全で寛骨臼が浅くなってしまい、体重を受ける部分の面積が正常より小さく関節軟骨にかかる荷重が非常に大きくなります。この荷重が長年に渡って加わり荷重部の軟骨がすり減ってしまうからです。
ペルテス病や大腿骨頭すべり症などで、大腿骨頭や寛骨臼の形が変形すれば、力のかかるが面が集中してしまい軟骨がすり減ってしまいます。病変による股関節症を二次性股関節症といいます。

症状

・歩き過ぎた後に足や腰がだるい

・重いなどの症状で始まり

・次第に股関節に痛みを感じていきます。

初期は、たまに股関節に痛みを感じ数日で軽くなり日常動作に支障がない程度です。

進行すると、痛みと軽快の間隔が短くなり立ち上がり動作や歩く際の第一歩に強い痛みが出てきます。さらに進行すると、歩くと痛みを感じるので足をかばって歩いてしまい、肩が揺れる歩行になります。股関節の開きも悪くなります。痛い方の足が短く感じるようになります。自分で足が上げずらくなります。さらに進行すると、安静時にも痛みを感じ寝ていても痛みにより目を覚ますようになります。

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