膝関節のリウマチ

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膝関節のリウマチについて

膝関節は関節リウマチの症状が出やすいところでもあります。両膝の痛みを感じ、腫れがあればリウマチを疑います。20~50歳の女性に多いとされていますが、最近は高齢者の発症もみられます。手関節や指の痛みと腫れと、朝のこわばりを伴う事が多いです。

膝蓋骨(おさら)の上部の腫れと、膝蓋骨の上部を触ると熱感があります。大腿四頭筋(太ももの筋肉)に委縮がみられます。膝関節の屈伸が制限され進行すると屈曲拘縮が起こります。

初期は、骨軟骨の病変はみられにくいですが、骨委縮と滑膜炎症による膝関節周辺の軟部組織の腫れに注目します。

中期や進行期には、関節裂隙が狭くなり辺縁のびらん像や骨破壊がみられます。

末期には、関節裂隙が消失してしまいます。

中年以降では変形性膝関節症との鑑別が必要です。膝関節症は内側関節裂隙が狭くなることが多いですが、関節リウマチは内側と外側両方の関節裂隙が狭くなります。

 

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